自民党憲法草案の条文解説掲示板
前文など感想 - sfk
2013/05/07 (Tue) 16:29:57
感想
初めて読ませて頂ました。労作です。
国の性格が変わろうとしているのに、当事者国民がそれを知らないで推移し、国民投票に至るとは由々しき事態。
展開された作業に敬意を表します。
Q&Aで下記が言われます
・日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指す
・日本にふさわしい憲法改正草案とするため、まず、翻訳口答調の言い回しや天賦人権説に基づく規定振りを全面的に見直しました。
・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」という部分です。 これは、ユートピア的発想による自衛権の放棄にほかなりません
改正案の主な内容で、前文
・主権在民、平和主義、基本的人権の尊重の三つの基本原理を継承しつつ、日本国の歴史や文化、国や郷土を自ら守る気概、和を尊び家族や社会が 互いに助け合って国家が成り立っていることなどを表明。
改正前文案
・日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される
ここで感ずることは「長い歴史と固有の文化を持ち」からは「国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立」を論理的に導けないこと。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」を「ユートピア的発想による」と断じて否定することで平和主義を掲げることとに矛盾、疑念が生まれる。
ついては「世界に貢献できる新憲法の制定」とはならないで、疑惑、疑念を 生じさせることに繋がる。
(結局、天皇が統治する形にしたいのか!の印象)